bでも十分上にソートされるはず日記
2000/06 その2

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2000/06/11 (日)

[スターリングラード戦役。(game)]

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 起きて1400。午前中に坂田さんと会うつもりだったが、すっぽかす。すみません。
 アークウィザードでハナザー大将氏*1と、ゲームジャーナル付録のウォーゲーム、スターリングラード戦役をプレイする。赤軍を担当。負ける。



 注)図中のクズネツクはグロズヌイの誤り。灰色独軍、赤色赤軍。
 前回は南方を突破され、スターリングラードも南東のグロズヌイも奪われて負けたので、今回は南方へ18ユニットほど歩兵を鉄道で送ったが、グロズヌイ前面の川と山とに挟まれた回廊を歩兵2ユニットのスタックでずらりと埋めて時間を稼ぐべきだったようだ。そうすれば、独軍のオペレーションポイントを浪費させ、戦力も割かせ、スターリングラード方面の攻勢を削げた。
 何河だったっけ、北方戦線の展開は楽だったが、それも楽ではよくなくて、ある程度戦力を割いて攻撃を暗示し、独軍の戦力を回させたほうがよいとのこと。河沿いに睨み合うと双方1ユニット置くだけでがちがちになるので、いくらか河向こうにスタックを置いて見せてプレッシャーにする手もありそうだ。向こうの2級部隊なら赤軍歩兵と能力はほぼ同じだから、こちらが3スタックほど彼岸北端あたりに置けば3:1の攻撃もできなくはない。ので、独軍も精鋭部隊を回して来ざるを得なくなるかもしれない。
 今回はスターリングラード前面までの撤退もうまくなく、8ユニットほど包囲されて失った。
 スタック制限上、赤軍のスタックは4戦力ユニット3つで12戦力前後がせいぜい。一方独軍は12戦力の歩兵1ユニットと8戦力の戦車3ユニット3つで36戦力のスタックが作れる。攻撃は戦力比3:1以上から防御側後退が期待できるようになるので、独軍は戦力の集中した1〜2スタックで赤軍の戦線に切りこみ、後方との連絡線を断ち切って被包囲スタック群を無力化し殲滅することができるが、赤軍は独軍スタックに対し全力の3スタックで挑んでもまあ2:1がやっとで、突破は難しい。後半、7戦力の戦車軍団ユニットが登場し21戦力スタックが形成できるようになるのを待ち、その時までにオペレーションポイントを蓄積しておかないと、反撃というものができない。
 このゲーム、防御にはユニットと連絡線が、攻撃にはオペレーションポイントが、なくてはならない。赤軍は序盤はイニシアチブをとってどんどん撤退するのが仕事だが、スターリングラードまで下がったら考えを切り替え、独軍の戦線に穴をあけてスタック群を切り取ることを狙ったほうがよさそうだ。いや、スターリングラードまでの後退でも、うまい遅滞戦術がないか考えねば。スターリングラード防衛の戦線の張り方*2も。
 そういえば独軍の行動には司令部がいらないのも羨ましい。赤軍司令部ユニットはスタックできず、移動は1へクスずつなのでつかえて困る。撤退時はどうでもよいのだが、攻撃をかけるときは管理が必要だ。次回はそのへんの手際をよくしよう。
 終盤、あきらかに赤軍ユニットは余っていた。その分を序盤の撤退時に独軍のオペレーションポイントを削るために使ったらよかったかもしれない。
 守るべきはスターリングラードとグロズヌイであり、攻めるのは終盤の戦車軍団。それ以外の歩兵戦力の仕事は、独軍ユニットに分散を強いること、そして序盤、<傍点>独軍オペレーションポイント(ユニットではない)に対する攻撃</傍点>を行うことではなかろうか。
* 1:
 先日からウォーゲームを教えてもらっている。ニフティのfgame1会議室7番のボード・オペレータ。
* 2:
 今回、6ターン目までスターリングラードに河越しにユニットを渡らせることはできないが、それでも此岸にスタックを置いて隣接させておけば連絡線は通せることに気づかず、スターリングラードを連絡切れにされ失陥した。愚かだった。

2000/06/17 (土)

[鈍行。ツケでJR。人狼人狼。デューン。(movie)]

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 6月22日記す。
 0500起床、0600浜松駅。が、ここで重大な事実、現金持ってない、3000円しか。郵便局が開くのが0900じゃあ新幹線に乗って東京まで90分、テアトル新宿に1100に着けない。
 東京で払うってのでは駄目? と聞くが、駄目。泣きながら鈍行に乗り(それでも金が足りない)、1200新宿着。窓口で書類を書いて出る。姉に遅刻を詫び、ハンバーガーを食べてから人狼。列が出来ていて、1300の回は通路に座布団を敷いて観る。映画館にビニル製の袋を持ち込む人間は……まあ死ななくてもいいが……
 「もう一回行く?」「うん」で1500の回は良い席を取った。
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 自由が丘のレンタルビデオ屋で以前から懸案だったデューンの2本組90分90分を借りる。姉もピカード艦長の出演を楽しみにしていたようだ。しかし、最初の10分は紙芝居。それはそれで楽しいけれど……その後面白いけれどチャチいセット・衣装。ベネ・ゲセリットの禿教母とか、デザインは楽しいが仕立てがいかにも安そうに映ってしまう。皇帝の軍服とか。照明を暗くして誤魔化したらどうだったろう。
 アトレイデの兵隊もサルダウカーもよたよたしているし、スティルスーツも手とか顔とか露出していて、まあ顔見えないんじゃ映画として困るのだろうけれど迫力薄い。そして話の段取りも編集もでこぼこちぐはぐ。場面場面の戦力を逐次投入して各個撃破されている。
 人間計算機だの条件付けだのヴォイスだのは、映像では格好良いネタにならないし、辛い題材ではあるな、デューンは。絵のカタルシスをどこに求めるべきだったか……砂漠と砂虫かな?
 不快ではないのだけれど。なんだかlainを思い出した。だらだら観る催眠ビデオとして優秀。姉もピカードかっこよかったと満足して最後は寝ていた。

2000/06/18 (日)

[テレク川・クマ川防衛線。(game)]

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2000/06/23 01へ続く。
 記録は22日。
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 1000起きて、1100不在者投票。1130大岡山駅ビルTSUTAYAで星界の紋章1巻購入。1200新宿駅へ行って未払いの運賃3990円を払い、東京駅から東海道新幹線。
 ずばり、ひかり。
 名古屋まで連れて行かれる。
 こだまでとってかえし、1500浜松着。同じ失敗を先日もしたはずだが……
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 アークウィザードでハナザー大将さんとスターリングラード戦役。赤軍を担当。結果は時間切れ。ハナザー大将によるとその時点での勝目は赤軍7独軍3とのことだったが、案外グロズヌイは落ちるんじゃないかな……



 序盤首尾良くインパルスをとりつづけ、ほぼ確定とされるオスコルポケットでの被包囲をも避けることに成功。しかし、ロストフからの撤退で気を抜いてぬるい移動をしたため、プロレタルスク(すごい名前だ)の西で独軍機甲部隊の活性化移動により連絡線を切られ、左翼戦力が壊滅。ショックを受ける。
 ゲームジャーナルオンラインの掲示板で横井さんが書くには、鉄道路線上に1ユニットだけ放置し独軍の進撃を妨害し、攻撃によるオペレーションポイント浪費を強要する遅滞戦術が有効とのこと。しまった、それは冴えてる。気づかなかった。次回は……次回はあるのかな? やってみよう。どこに置くのがいいかな。捨駒後衛部隊の補給線は絶対に切れるので、ターン末の補給切れ判定での除去は確実。すると攻撃を強要するためにはターン中盤までに独軍先鋒と接触するのがよしか。それから、機甲部隊の戦闘後前進2ヘクスを行わせないために、河川に隣接している場所がよいのだろう。2ユニットや3ユニット置く意義はあるかな?
 さて、左翼の惨状に浮き足立った赤軍はさらに失態を演じる。スターリングラード前面への増援を、コテニコヴォとカラチに3ユニットスタックにして送ってしまうのである。
 赤軍の消えた平原を独軍の活性化移動が走り、コテニコヴォ・カラチがそれぞれ連絡線を切られる。やべえ。
 スターリングラードから鉄道沿いに薄く1ユニットずつ置いておけばよかったのだ。活性化移動をなめてはいけないってママがあれほど言ったでしょ。
 インパルスを2つ続けてとり、スターリングラードからユニットを伸ばし、独軍の隙間からコテニコヴォまでなんとか連絡線をつけて独軍機甲2ユニットを逆に連絡線切れに。またサラトフ〜スターリングラードの鉄道をなんとか保持し、増援を投入できるようにする。
 独軍はここで航空補給を投入し、機甲部隊のステップロスを防いだ。そんなのあったっけ、忘れていた。するともしスターリングラード周辺の独軍を逆包囲できても、独軍には4ステップある部隊も多いし、どかんと全滅はしないわけだ。で、マンシュタインが助けにくるというヒストリカルな展開が見られるのか。やってみたい。そのためには赤軍ががんばってリトルサターン作戦を実現しなくてはな……
 ともあれスターリングラードは大ピンチに。その他の戦線を見ると、北方ではドン河戦線は双方2線部隊で安定、だが一箇所、マップ北端の西岸森林2ヘクスに赤軍は歩兵・機甲混合戦力を2スタック残した。ここは森林の防御力2倍によって、河向こうながら固く、排除を免れる。独軍はこれに対応して1線級部隊をまわさねばならないのでちょっと嬉しいし、下手すると西進してクルスク方面までの連絡線をつけ、勝利ポイントを貰えないとも限らない、か? 南方の油田方面へも増援を送り、前回検討したコーカサス山脈とテレク川に挟まれた回廊に戦線を張ることを目指す。
 その後ざっと書くとスターリングラードは陥落、一瞬あったコテニコヴォ-スターリングラードの連絡線切りチャンス*1、ドン河屈曲部からの突破チャンスも1インパルスを取れず失う。屈曲部では、歩兵部隊だけだったため戦闘後前進がもう1ヘクス伸びず、これはミスだった。攻勢点には機甲ユニットを混ぜとかなきゃいけない。あと北端で攻撃して2オペレーションポイントを使ったが効果が薄く、失敗だったようだ。スターリングラード方面に使うべきポイントだった。
 北端での攻勢は、1ポイントで5ユニット以上を攻撃に参加させられる有能な司令部が来るまで待つべきか? いや、それはスターリングラード方面にも言えることかもしれない。今回は一時期11オペレーションポイントを蓄積できたから、リトルサターン作戦までもう一歩二歩だ?
 しかし南方には独軍はわずか4ユニットしか送っていなかったため、クマ川南岸に置いた赤軍2ユニット8戦力の除去に困っている。独軍は雑魚でいいのでもう2ユニットほどを送り、連絡線を延ばすために使うべきかと思った。おかげでいずれ突破はされようが、コーカサス-テレク回廊に2ユニットスタックを並べ、グロズヌイは結構堅いぞ、といったところで時間も押し迫ってきて終了。
* 1:
 鉄道輸送でアストラカンの西隣に送った赤軍機甲スタックからの。独軍は多少部隊を注意して配せばこういった隙をみせないで済むと思うが、それで戦力を散らせるのだから赤軍もそうさせるべきだろう。

2000/06/20 (火)

[佐藤先生の輪読を生き延びる。翔企画の太平記で勝つ。(study)(game)]

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 20000621記述*1
* 1:
 6月20日の日記だが、実際に書いているのは21日。少なくとも最近は、当日に当日の日記を書くことは少ない。やる気がないということである。
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 火曜1限の英文読み、担当範囲を終了。あまりボロは出さなかったようである。ああ、怖かった。
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 夕方、アークウィザードに遊びに行く。太平記*2を公家側でプレイ。勝つ。
 これまで数回やって1時間もかかったことがなかったのだが、拮抗3時間におよぶ。足利兄弟が中部に上って来て一戦交えたがこれには勝つ。すると兄弟は四国や山陽から西の方に進んだ。奥羽から北畠を南下させる。
 ……どうして勝てたのか言葉にしにくいゲームのように思う。最後は北陸で新田が負けなかったため太田さん投了となった。
 太田さんが「まだ教育上勝たせる時ではなかったのだが」とたいへん悔しがっていたので、嬉しい。しかし実際、どういうシステムなのかいまだ理解が足りぬ。
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 大目標は京都の保持、そのために中部の南畿・北畿の保持。戦闘を決するのは指揮官とそれに至るまでの徴兵で、徴兵には支配権が、支配権には当地武将が重要。戦闘の効果は撤退の可否によって大きく変わる。撤退の可否は撤退側の武将数と街道の有無・周辺エリアの支配権状況にかかり、この際戦闘の解決順が関わってきて、そのため主導権をいずれのプレイヤーが持っているかも関わってくる。
 戦闘力の高い指揮官は1人いればよく、その下に無能者を武士団ユニット保持役として配置したい。また位の高いユニットは徴兵能力を活かすため異なるエリアに配置したい。在野武将は有能であっても敵高位武将に対した際寝返りのリスクが大きいので、主戦線後方で湧く在地武将のゲリラ活動の掃討に割り当てるのがいいようだ。
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 その後3人タイタンをやる。中盤までは非常に順調だったが、成長2部隊の出目が行き詰まり、ワーベアやグリフォンでぐずぐずしていたらヒドラとか言い出され、最後はレンジャーに突っ込まれて負け。
 デザートでの防御は強いかと思っていたが、ヒドラ未満の砂漠部隊*3にとっては飛び道具を有する部隊に対して辛い地形ではないだろうか。中央や端の断崖が障害となって、5ユニット対5ユニット等の正面決戦を挑めず、2対3とかにされてしまうのだ。それは厳しいので高台に篭ると、遠距離攻撃で削られてしまう。
 次回は入手が容易で戦闘力に富むレンジャー部隊・ゴーゴン部隊を積極的に作り、自成長部隊の護衛・敵成長部隊へのプレッシャーおよび襲撃を行わせることにしよう。
* 2:
 古い小さいボードウォーゲーム。
* 3:
 ライオンとグリフォン。遠距離攻撃ができない。ヒドラはできる。

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メール[管理人伊藤悠 / ITO Yu / FZR02073---a---t---nifty.ne.jp]

この日記は、GNSを使用して作成されています。