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人狼の話をする。
ドイツに負けた日本。なかなか面白いifだ。勝ったifより負けたifのほうが面白いとP.K.ディックも言っていた。ロバート・キャパ調の連続写真とか、趣深い。時代は彼等に新たな、そして最終的な役割を与えようとしていた……か、格好良い! 月を背後にしたこの絵こそポスターにするべきなのに、なんで市販されないのだ。
でもこの映画は、彼等の最終的な役割ではなしに、その少し前の話だ。言葉は格好良いけれど、看板に偽り有りかも。
火炎瓶からはじまる。しかし、相変わらずヘリコプターの描写が上手い。オープニングの曲もぞくぞくする。完成度が高いと、心も身体も映画にあずけてしまえるから、いいよね。投擲男の歩調と群集の層が興奮と緊張を高めていって、爆発。機動隊の呼応と突撃。これが催涙弾の水平発射か。一人当たってますな。あと、制作日誌に書いてあったシャツを脱ぎ捨てて逃げていく男が見えたような気がする。
火炎瓶がなくても、こんな棒やあんな棒で殴り合ってたら人死にも出るよな。
一般のデモ隊を無表情に見やりながら地下水道に消えるジバク嬢達*1。
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水路を走る特機隊突入小隊、足・水音の描写は狩猟犬。これって、アニメーションに向いた演出なのかもしれない。逃げて走って、壁にもたれてあえぐジバク嬢、好き。動く絵の力といったものを感じる。そしてはっと振り向く。ここで、このジバク嬢の視線で、「観客が映画に入る」。
登場人物を画面のこちら側から見る一方だった観客が、ジバク嬢に発見されることで、映画の登場人物になるのだ。その人物とは伏で、ここで彼が主人公となり、観客の感情移入を受けることになる。
もっとも、伏が何を考えているのか初見で読み取ることは難しく、最後まで見てから逆算して推測しなくてはいけないつくりになっていて、この映画は意地が悪いのだが。観客「ああ、俺はこいつだったのか」
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「俺達が相手にしているのは、目的のためなら手段など問題にしない連中なんだ」──生き残るために身内を切り捨てようとしている公安部自身にあてはまる言葉でもある。
息をきらす伏の顔の描写は犬。
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のどかに描かれているのが銃を撃つ訓練って、変なの。
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正午アークウィザードへ行って、すぐ終わるだろうと太平記をやったら、3時間にも及び、ハナザー大将を待たせてしまった。武家側、負け。運良く北畿・南畿を制したのだが、その後強引にでも九州を獲るべきだったようだ。九州の楠と東の新田・北畠とに挟まれて2正面作戦になってしまった。負けたから言うというわけなのだが、武士団駒が足りなくなると徴兵できなくなるルールは納得できない。武将の総武士団保持能力には限界があるのだから、それだけ駒を用意するべきだ。ああ、でも、ユニットシートの物理的限界だったわけか。残念だ。
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その後5人であやつり人形*1。王位を保持して暗殺者、暗殺者が埋まったときは泥棒を選びつづけて1回勝利。1度、埋まったキャラクターを確認せずにそいつを指名してしまう大ポカがあった。いかん。2回目は負け。
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ハナザー大将とアドバンストスコードリーダー、Advanced Squad Leader。なんとかの労働者の敗北というシナリオ。独軍、負け。手前2つの建物を制し、突撃砲で中央の街路を射線に収めたまではよかったが、「キラースタック」を右下の建物の左下ヘクスに入れた瞬間露軍キラースタックの機関銃7連射を食らってへろへろ。もっとも、敗因は街路越しの撃ち合いをしようとしたことだろう。煙幕を張って街路を押し通り、近接戦闘に持ちこむべきだったのではないか。
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yahooオークションでタイタンを落札、本日到着。
12000円。は……鼻血が。
太田さんによると割高とのこと。買えるとき(数年前)買っておけば5000円か、なんてこった。
ユニットは少々埃っぽかったが、欠損などはなし。むしろGRIFFONがここのリストより1枚多い19枚。プレイ中に他のセットとまざったのかしらん。不思議。
今回もトラブルなく取引できたけれど、本当は落札したらすぐ住所と電話番号を教え合って、手紙や電話で所在を確認したほうがいいのかもしれないな。
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考慮する要素を増していけば、現実は合理的になる。合理的という言葉で何か気の効いた事を言おうと思ったら、少しの要素だけ考えて、単純簡潔愚直な理屈で一面的に、現実を切り取ったほうがよい。
今適当な例が思い起こせないのでそのうち書き足す。
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