_
古のアバロンヒル社のファンタジーボードゲーム、タイタンをやる上でのメモです。
ヴェテランの人には常識で入門者には訳がわからず、中級者でも自分で身につけたほうがいい……結局誰のためにもならないコンテンツですな。
なおawkのスクリプトはたぶん相当格好悪いことになっていますが、許してください。
_
まずはタイタンのメインボードを御覧あれ。
ささ、しかと御覧あれ
これはTemple of TITANから拾ってきた画像です。こういうものが軽々と見つかるからインターネットはやめられません。
_
ヒドラの六環
では、まずライオン・トロルを育ててヒドラを狙う場合について考えてみましょう。
称えよ、おお、称えよ聖なるジェネレーター
これらの円環をぐるぐる回ってデザート・スワンプを踏みつづけると、ライオン3-グリフォン2-ヒドラ、またはトロル3-ワイバーン2-ヒドラの経路でヒドラが貰えます。
これら2経路は対称なので、ここでは以後グリフォン路線について見ていくことにしましょう。
夢物語はデザートから始めて、以後6しか出ないことです。
ぐるっぐるまーわるー
6でなくても、出目1で隣のウッズに行くと、次回1・5の目でデザートが狙えます。
それはいいとして、ここで問題になるのが、最下層にある4つのデザート、107・118・128・139を利用するかどうかです。
利用するなら、デザートから3を出した時には塔脇のブラッシュに、5を出した時はこれまた塔脇のプレインに進み、次回下デザートも狙うことになります(上デザートに進めたのならそのほうがよいことは明らかですが)。
下デザートをも狙う場合の図を以下に示します。
3つの円環は同じではない
ついで少し脱線して、ワイバーン路線でこれに相当する図を示しましょう。
グリフォンと一緒
グリフォン路線とワイバーン路線とが対称だということがよくわかりますね。
さて、これら最下層のデザート・スワンプを利用する「羽休め構想」と、内層のデザート・スワンプのみを狙い最下層へは浮気しない「無着陸構想」
寄り道なし。ただ学校と家を往復するのみ
とのいずれが優れているか?
スクリプトを書いて試してみましょう。
-----無着陸構想 グリフォンまたはワイバーンの獲得率 0.2224
-----かなり有利に見積もった羽休め構想 グリフォン・ワイバーンの獲得率 0.2264*1
_
面倒なので羽休め構想のスクリプトは非常に羽休め有利に書いてみましたが、それで獲得率は0.2264。一方無着陸構想の獲得率は0.2224ですから、おそらく無着陸構想のほうが優れていると思われます。
_
ユニコーン・ハイウェイ
では次に、ユニコーンの増やし方について考えてみましょう。ワーベアやミノタウロスを鍛えてユニコーンを1頭手に入れたとして、それ以後「ユニコーンでユニコーン」を唱えつづけるための方策です。
まず簡単なのは中つ国(内層)のヒル・ウッズを出目3で渡り歩く「ユニコーン・ハイウェイ」人生でしょう。
3・3・3と来て
3が出なかった時も、
さわやか3組?
隣のスワンプや、塔脇のブラッシュへ行けば次回2つの出目でハイウェイに復帰できます(ユニコーンに関してはマップは対称にできており、6つの片のすべてが同等です)。
ここで問題なのが、最下層への脱落を確定する下ヒル・下ウッズ(4、11、18など)を利用するかどうかです。グリフォン・ワイバーンでのそれと似た選択です。
下ヒル・下ウッズへ進んだ場合、その次回は決してヒル・ウッズを踏めませんから、下ヒル・下ウッズより上ヒル・上ウッズが優れていることは明らかです。よって例えば塔脇のマーシュ41から3を振った時などは、下ヒル4ではなく上ウッズ2へ進み、ハイウェイへ入ったほうがいいでしょう。しかしスワンプ42で4を振った時はどうするか。そのままスワンプに留まるべきか、それとも下ヒル4へ進むべきか?
これもawkスクリプトで検証してみました。
-----下に行かない場合 1回あたりのユニコーン獲得率 0.2666
-----下ヒルへ進む場合 1回あたりのユニコーン獲得率 0.3137*3
_
ユニコーン・サブウェイ
というわけで、下ヒル踏むべしとの結論が出ました。ハイウェイを進めるに越したことはないが、それに固執せず、下ヒル・下ウッズへ行く目が出たら進んで、いったん最下層へ落ち、また戻ってくればいいのです。100回に31頭のユニコーンを増やすことができます。
それともアサヒサン?
_
世界の屋根
最上層へ上り下りしてコロッサスの獲得を狙う場合について見てみます。
マウンテンとツンドラの並ぶ最上層からサイコロを振って、1の目を出したのなら言うことはありません。直下のプレインまたはマーシュに下り、次回すぐにまた最上層へ登りましょう。
2や3の出目も悪くありません。これらは次回2つの出目でマウンテン・ツンドラ直下のプレイン・マーシュ、「アタックキャンプ」を狙える位置だからです。2つの出目でアタックキャンプを狙える「ベースキャンプ」はこの他にもう1箇所、塔があります。ブラッシュで1を振ったら入ってもいいでしょう。
むっすめさーん よく聞けよー
最上層からの出目6はよくはありませんが、それでも次回2でアタックキャンプに、1・3・4でベースキャンプに入れるので、進んだほうがいいでしょう。
コロッサスの獲得率も出してみましょう。
-----コロッサスのクライミングルート 1回あたりのコロッサス獲得率 0.2028
獲得率0.2028ですから、一度コロッサスが出来たら、以後5順に1体の割で増えていくわけです。
今宵はここまで。
_
すかいらーくで配っているクーポンを使ってガストで150円生中、問題は「お食事をお召し上がりの方に限り有効です」の一文だ。山盛りポテトフライと組ませることは可能かどうか試みたところ成功。しかし結局500円強になってしまう。
複数人でポテトフライ1皿+生中n杯が可能か? が検証の要ありだが、坂田さんが弱気気味。ブリンク勇気をあげてやってくれ。
_
金色の蛇を求めて
「おはようございます、先輩」
「おはよう、明広君」
「またやってますね、タイタン」
「今日はジャングルだ」
イリューシア萌え〜
「ジャングルの配置は点対称ですね。マップは2つに分かれるわけだ」
「ジャングルを3つの出目で狙える場所は全マップ中2箇所、塔脇のプレイン34とマーシュ13のみだ。上の図では大きな白丸で示した。2つ狙える場所が上の図の白丸、1つも狙えないのが上の図の黒丸だ」
「よくわかんないなあ」
「うむ」
_
Breed Flying Buffalo
「ブラッシュも点対称ですね」
塔がやや偉い
「1/6だから、獲得率を出してみるか。例によってださいスクリプトを書くのだ」
「うーす。ええと、たぶん141より3のほうが強いですよね……」
-----ゴーゴンの獲得率 0.3553
「位置の偉さとしては、
ブラッシュ3
ブラッシュ141
ブラッシュ102
タワー100
マーシュ41およびプレイン101
スワンプ42
ウッズ2
マーシュ103
ジャングル104およびスワンプ142およびマーシュ140、およびもし行くことがあったらヒル4
プレイン1
というふうになります」
「0.3553か。やはり速いな」
「これはレンジャーと比べたくなってきましたね……はっ」
「そう。やるのだ」
「ああやるともさ」
_
安全確実高利率
「さいわい、レンジャーも1/6だな」
もう何が何やら
「でも考えるの嫌だあ」
「グラフ理論の人とかが得意なのかな、こういうの。プレイン1が最悪で、出目5でのみ増える。次が2つの出目で増える場所2つ。たいがいは3つの出目で増えて、4つの出目で増える場所も3つある。最も幅広いのは6以外の全部の出目で増えるブラッシュ141か……」
「うう。スワンプ42とジャングル104はどっちが偉いんだ〜」
「試してみたまえ」
「マーシュ41とマーシュ140のどっちが偉いのかというのもあるんですけれど。げげ、ブラッシュ3と塔100もだ。8通りかよ」
「後退はありえん。行けばわかる」
「この道がいずくに続くものかと問うことなかれ。んじゃいくよ、はいや」
-----レンジャーの獲得率
10000000回試行。
42<104 41<140 3<100 5188463
42<104 41<140 3>100 5187677
42<104 41>140 3<100 5183609
42<104 41>140 3>100 5182986
42>104 41<140 3<100 5162394
42>104 41<140 3>100 5162505
42>104 41>140 3<100 5143296
42>104 41>140 3>100 5144292
「最初のが一番高いね」
「これって誤差? 有意?」
「浅学ゆえわからん」
「いずれにしろ、獲得率0.5強。ゴーゴン圧敗ですね」
「疲れた。今日はここまで」
「しかしこれ、身につくのかなあ」
メール[管理人伊藤悠 / ITO Yu / FZR02073---a---t---nifty.ne.jp]
この日記は、GNSを使用して作成されています。