bでも十分上にソートされるはず日記
2001/03 その1

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2001/03/10 (土)

[禁止禁止、突然踊りだすのは禁止です! おぼえてろよ!]

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「休日の学校にいると落着きますねえ」
「人が少ないからね」
「お隣の研究室に人がいなければこうやって大音量の曲も流せるし、それにあわせて下手糞に歌うこともできる。意味もなく踊ってもいい」
「アパートの壁が薄いんだっけ?」
「TVがよく聞こえてきますよ。現在の僕が持つプライベートスペース、『他人から観察されない空間』は、音響面では、休日の学校だけっす。ああ、意味もなくというのはもっとちゃんと言えば、言葉にして人に理解させるのも難しく煩わしいささいな動機から、ということです」
「動機の理解できない行動は人を不安にするからね。突然、つまり相手に理解できる経緯文脈なしに、踊りだすのは社会慣習に反する」
「われわれは公共の場では、相手に理解されうる文脈を経て行動することを期待されているっす。人間にはささいな動機もあるのですが、ささいな動機など持たずちゃんとした理由でのみ行動する『人間の簡略便宜的なモデル』があって、われわれは相手に向かってそれを演じなければ、エミュレートしなければならないっす」
「他人がいない空間ではその簡易モデルを剥ぎ取っていい、そこが寛ぎ別世界ってわけね」
「寛ぎ別世界って何だっけ」

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「初心者忘れるべからず」
「初心あるかとらず島?」
「今僕はけっこうタイタンに習熟していまして、以前不満に思っていたウォーロックの復活とかエンジェル獲得がらみのルールに反感をおぼえることもわずかになってきているのです」
「そんなことも喚いていたね」
「ゲームシステムにあまり影響せず『マグニチュードが低い』のと同時にうっとおしく『コストが高い』ルールは悪であり、糾弾されるべきです」
「ははあ」
「初心者はそうした悪ルールに敏感なのですが、上級者は初心者だった頃の汚れた出来事を忘れてしまううえに、現在のルールの端々に細かい味わいを見いだしてしまっています。たとえばエンジェル召喚のゲームシステムについて僕はもう、緑系の部隊は先立ち争いに弱点があるよな、とか考えるようになってしまいました。で初心者に対して、最初は煩雑理不尽に思えるかもしれないが慣れればこの味わいがわかるよ、とか言うようになるのです」
「それじゃいかんのかね」
「いかんのです、味わいのメリットを煩雑のコストが上回る場合は。そして上級者は既にコストを払ってしまっているのでこの議論において公正でいがたいにも関わらず、上級者たる知識のゆえにこの議論において権威をもつのです」
「だから悪いルール、メリットよりコストの高いルールも修正されにくい傾向がある、と」
「たとえば麻雀なら僕がまだ嫌いなルールは食い換え禁止とか、点数の切り上げ切り捨てが3万点以上なら以下ならどうのこうのってやつ、ノーテン親流れだけれど全員ノーテンなら流れない云々。もう許せてきてしまっているのが符と飜のあの点数体系です」
「僕も最近ならマーチャントオブビーナスの惑星に入る方向とか、大気圏+1換算とか、最終清算時装備品半額とかうざいと感じるな。ところで飯は?」
「構成力ってやつが不足してるのかな、僕等の会話は『まとめ』がつくれなくて、食事で逃げるパターンばかりではないですか?」
「飯、飯だ飯。焼肉行こう」
「蕎麦が食べたいな。生協閉まってましたっけ?」


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