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アメリカで起きたテロだが、米当局の自作自演とまではともかく、薄々わかってて見逃して実行させたくらいはあるかもしれない。15%くらいの蓋然性で、ありうると僕は思う*1。タイミングよく浅井隆「仕組まれた湾岸戦争」を読んだ直後でもあることだし、以下陰謀論*2。
ビルの2つが潰れたとて、米政府が建て直すわけでもあるまい。ペンタゴンの補修費なぞ大したものでもない。それよりCNNに「喜ぶどっかの国の人々」の絵を流してもらう。「ウチの人間がやったんじゃない、やったとしてもウチで調べて捕まえる」とか言うどっかの国の政府、しかしそんな台詞でアメリカ国民が収まるか？ 否。で、中東出兵だ。軍事費がどれだけ動くか、軍隊がどこまで展開されるか。支持率はどれほど上がるか。ビル2つ程度、十分ペイする。そう思いませんか？
ブッシュ大統領、「それ見たことか、テロリストを操るrogue state、ならず者国家ってのは実在するんだ。米軍がそいつらを恒久的に見張ってなきゃ駄目なんだ」とか言うだろうなあ。
まあ、陰謀論にこだわる必要はないのだ。重要なのはアメリカが戦争するかどうかだ。戦争は止めなくてはならない。
テロリズム、テロリストなんてもののできることはたかが知れている。しょせん連中はアマチュアだ。こそこそビラを配って新規会員を増やし、ひそひそ計画を立て企み、なんとかかんとか実行する。
軍隊こそがプロフェッショナルだ。堂々と武器を生産し、作戦を立て、輸送し展開し戦い掃討し占領する。それが社会の力だ、国家の力だ。
ミンチメーカーとして軍隊とテロとをくらべれば、後者は高校の映画研究会みたいなものだ。構成する、あるいは支援する集団の、サイズの桁が違う。
戦争に比すれば、テロなんてたいしたことはない。しょせんビル2つと数千人。自然災害だと思って放っておけ。
でも今度こそ国際社会のために血を流そうとか言って自衛隊派遣したりしそうだ。なんてこった。
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アメリカの特攻ハイジャック式テロ事件はブッシュ政権の策略だという説、陰謀論を第2段階レンズマンとする。
すると、第2段階レンズマンを騙しブッシュ政権を陥れるためにKGBかどこかが企んだ陰謀だ、という説などが、第3段階レンズマンと言えよう。
以下任意の第n段階レンズマンが存在しえるが、今回の事件は政治的問題なので、政治的実用性から遊離することはできない。言い換えると、アメリカ国民をはじめとする諸国民の大半を動かせればいいのだ。世界に6人しかいない第5段階レンズマンを動かしてもしようがない。
よってジャンケン様の対戦ゲーム的な 裏の裏の裏の裏……は起きないと言えるだろう。
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