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2001/12/26/01aへ続く。
Piroさんのoutsider reflexの11月19日。
うわ、Mozilla用コンテキストメニュー拡張なんていうすごいものを作っている人に突っ込まれてしまった。詳しい人に教示してもらえるという意味ではラッキー。若輩者ですが、よろしくお願いします。
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まず、
他人の HTML のソースを再利用している例を見たことがありませんとのことですが、ソースをしこしこ編集して再利用してる人よりは、前述のような先進的なブラウザを使うことで知らず知らずのうちに再利用の恩恵にあずかってる人の方がアットー的に多くて、つまるところ、再利用は既にされているのです。文意がよくわかりません。くわしく説明してもらえないでしょうか。
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次に、
iCab や Opera6 のように「文法的に正しければ有効に働く便利な機能」を実装している UA は既に存在しますし、拙作コンテキストメニュー拡張の各機能も当該文書がきちんとした HTML 文書であることを前提に制作してます。とのことですが、ページ制作者がiCabやOperaに対応したHTMLソースを書くコストが、iCabやOperaユーザの得る利益に引き合うでしょうか? 書き手のコストと読み手の利益とのトレードオフは、プラスになるでしょうか*1?
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それから、
ああ、あと、 HTML と CSS の分離というのはその理念からして「店主が糖尿病の客に既定のアブラたっぷりドレッシングと客持参のあっさりノンオイル紫蘇風味とを使い分ける権利を保障しよう」みたいな話ですから、そういう方針が嫌いなら──どんな客であれ自分が誇りに思う自慢の味を味わってもらいたい店主なら、 PDF や Flash を使えば良いのです。余所は余所、ウチはウチ。前者の店主が後者の店主を弾劾する権利はどこにもありません。ただ、 HTML は HTML4 Strict 以降は前者の方針のための道具として改めて純化されていく(った)ので、後者の方針の人は後者の方針のための道具を使ってくれ、と。それだけの話でしょう。とのことですが、PDFを無料で書くにはまわりくどい手間がいりますし、Flashはgoogleで拾ってもらえません。PDFとFlashとHTML+CSSとの違いは、内容とスタイルとの分離という点だけにあるのではありません。違いはたくさんの点にあります。
言い換えると、
HTMLのいいところは、閲覧者の環境に依存しない可読性。だけではありません。他にもいいところが複数あります。そうした他の利点を十分のばすことができるのなら、環境非依存可読性を犠牲にしてもひきあいます。トレードオフです。
無料で書けるPDFとしてHTMLを使ったっていい。金銭を重く見積もってコスト・ベネフィットを計算するなら。貧者のPDFとして、HTMLは十分役に立つだろう。
言い換えると、
「あんたのところはいつもティッシュペーパーが用意されてていいね。僕は食事のあとで鼻水が出るたちでね。ちゃんとティッシュが、しかもクリネックスがある! こうでなくちゃね。向かいの店のネギラーメンも好きなんだが、ティッシュの有無の差でこっちだね」
と誉められたラーメン屋さんはどんな気持ちでしょう。
彼は「うちはこってりとしていてそれでいて後味すっきりの豚骨ラーメンが売りなのに。まめに掃除をしたり雑誌を揃えたり、おしぼりや鼻紙を用意したりするのは、それを伝えるための手段にすぎない」と思うかもしれない。でもしょうがない、そんな好意もある、そんなユーザもある、それを得るためにティッシュを用意したのだ。
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