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2003/02/18/01aからの続き。
まだAC2のPlayer versus Playerをちゃんと遊んでないし、Realm versus Realmの出来はDAoCのほうがはるかにいいとも聞くので、おそらくヘボい文章になるが、
PvP的クエストを考案せよ。(2点)
・特定地域A.0(かなり広い)に湧くmobQ.0を殺した際にQuest Received。パーティ構成員全員にフラグQ=0とQK=0をセット。
・Q=0状態で特定地域A.1(やはり広い)に湧くmobQ.1を倒すと、Q=1になる。
・以下、A.4とかmobQ.4程度まで用意。
・他RealmのPCを殺すと、両者のQが0以上だった場合、パーティ構成員全員のフラグQKが++される。
・他RealmのPCに殺されると、両者のQが0以上だった場合、殺されたPCにQ=-1をセット(QKの値は保持)。そのPCのQuestはFailedして、リセットタイマー(再挑戦できるようになるまでの時間)は24hours。
・Q==4&&QK>2となった瞬間にQuest Completedとなり、経験値を得る。Q=-1、QK=0をセット。リセットタイマーは24hours。
・この形態のクエストを、Quest受領条件レベルが50~46、45~41、40~36、というふうにレベル帯ごとに用意し、AやmobQをそれぞれ重ならないように配置する。
・Qが0以上のPCのレーダー上では、Qが0以上の他RealmのPCは特殊なドットとして表示される。
基本方針
・見人即誘、かなり野良invite推奨の仕様で。ただし後述の問題点を考慮する必要はある。
問題点
・適度な馴れ合い具合を達成しなくてはならない。参加者はたくさんほしいが、今日は殺されてあげるから、明日は殺させてね、というような仲良し度数100な状況ができてはよろしくない。同一人物を連続して殺してもQKは得られない、という仕様もありかもしれない。
・適度な集団性を達成しなくてはならない。クラン内、Realm内での横の協力関係は社会的快楽を生むので望ましいが、7人のレベル20+3人のレベル50、というパーティがレベル16~20のAを席捲していく、というのはよろしくない。
・逃亡と抗戦とのバランス取り(劣勢パーティがすぐ逃げるのか抵抗するのか)だが、殺された際のQKの処理(保持かデクリメントかリセットか)、必要QK数などで調整することになると思う。
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私とはなにか。
身体複製機を使って僕の身体をもう一つ作ることにしよう。精神を司る器官たる脳も健全そのものである*1。コピー元をA、コピー先をBと呼ぶ*2。
AとBとの利得は、遺伝子の視点からはまったく一致する。ミームの視点からも一致する。では彼らの行動はまったく一致するか、まったく同じ行動を採るかというと、そうはいかない。
具体的には、一方を殴れば痛がるのはそいつだけだし、片方だけ誉めればもう片方が嫉妬したりする。ドラえもんのコピーロボットも、「なんで僕が宿題やらなきゃいけないんだ? むしろ僕が怠けるから君が宿題をやれ」と言い出したりする*3。
さて、しかし、実は、この問題にはたやすい解決策があるのである。それはこのAとBとの、本体とコピーロボットとの、感覚入力と操作権をリンクさせてしてしまうことだ*5|*6。
たとえAが地球、Bが火星にいたとしても、Bが殴られたときにAも痛く、Bがミカンを食べたときにAもウマ(゜∀゜)ーければ、AはBの友達づきあいに留意して人から好かれるように振る舞うし、Bが縛り首になるようなことも避けるし、ミカンも送る。
あとは、痛覚だけ共有するのか五感すべてか、どれだけタイムラグがあるか、互いが「寝る夜中だけ入れ替わる」のか、任意の時に「割り込めるスイッチ」を持つのか、といった量的な問題である。これを推し進めると、2つの身体を同時に操作する状態になる("コツをつかめば案外簡単なもんだよ")*7。
学生J──どうなりますかね、そういう場合?
先生──どうって、三人が協力して生きていくほかはないだろうね。
学生K──それでもやっぱり、≪私≫はそのうちの一人だけなんですよね?
先生──そうだよ。その点では、状況はまったく変わってないからね。「私はなぜ(XやYではなく)Zなのか?」って切実に思うだろうね。
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一般化して考えれば、「複製機で完全コピーしたのに」なぜ僕の意識は一方にのみ留まるのか、という問いは、「まったく分子構成の同じレンガが二つあるのに」という問いに相当する。その場合、レンガの位置が異なるのだから、地球で路装をしているか火星のアーチで橋を支えているのかでぜんぜん*9違うものだと言える。ものには他のすべてのものとの関係性があるので(この場合相対位置)、まったく同じものというのは実はなく、むしろ特定の性質を定義してそこが共通しているから同じものだと呼ぶ視点があるのだといえる。
人格や意識は、われわれ人間がコミュニケーション対象として扱えるように定義された性質なので、殴れば逃げるし、飯をおごればなつかれる。それは通常、ある肉体に貼り付けられており、ひとつの神経系に制御されており、ある程度の合理性(遺伝的利益という目的)のもとに統一された現象をおこす。この3つの事柄が揃っている必然性はないのだがふつう揃っているので、「完全コピーしたのになぜ」という疑問に面白みがあるのだろう。
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