タクティクスオウガ:バッドエンディング

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参考:りっち〜★ぶらっくもあ卿の会話データ集

ば・ば・ばあーなむー。ばーあーあなむの虎ー♪
ビデオに撮って書き下したものです。SFC版。
セリエおよびシスティーナがいない場合には、モルーバへの報告場面は発生しません(アルフォンヌさんのご教示による。ありがとうございます)。
もしかして、ウォルスタ・ガルガスタン・バクラム三民族のカオスフレームによって、テロリストの「栄光あれッ!!」が変わったりしてるかな……? と思ったけど、そんなことはなく、ウォルスタで決め打ちでした。ディダーロ。



…大いなる父・フィラーハの名の下に、
汝、デニム・モウンをヴァレリアの王と認め、
ここにヴァレリアの称号を与える……。

貴族院代表
「…では、ウォルスタ国民戦線とは
 和解できそうなのだな?
王立騎士団幹部
「ああ、1ヶ月後に代表者同士で
 話し合いをすることになっている。
王立魔法院院長
「条件は?
王立騎士団幹部
「こちらが捕らえた幹部6人の釈放と
 やつらの参政権を認めるという2点だ。
貴族院代表
「ばかな! それでは他のゲリラを
 勢いづかせるだけではないか!
王立騎士団幹部
「わかっている。あとは、
 閣下にお任せするしかあるまい。
「しかし、閣下といえども……。
教団幹部
「いい加減にせんか。このような場で
 する話ではないだろうが。
「あと小一時間もすれば、
 戴冠式が始まるのだ。
 戴冠式が終わってからにしろ。
王国兵士
「失礼いたします。
「皆様、お時間でございます。
 会場へお急ぎください。
貴族院代表
「うむ。承知した。
王国兵士
「モルーバ様。
「デニム様の所在を
 ご存知ありませんか?
「先ほどから、下働きの女どもが
 捜しているようで…。
貴族院代表
「いつもの場所においでだろう…。
 もうしばらく待てと、女どもに伝えよ。
王国兵士
「承知いたしました。
王立騎士団幹部
「閣下にも困ったものだ…。
大神官モルーバ
「わしが呼んでこよう。
 皆は先に行け…。

炎のセリエ
「お父様!
大神官モルーバ
「どうした、セリエ、システィーナ。
 そんなにあわてて…?
風のシスティーナ
「たいへんです!
 ヨルオムザで、ヨルオムザで…!
炎のセリエ
「アルモリカの監督官、ガウンダ子爵が
 ヨルオムザで暗殺されました!
大神官モルーバ
「なんだと!?
風のシスティーナ
「昨日中に到着するはずが、あまりに
 遅いので影に調べさせたところ、
「ヨルオムザ峡谷の底で馬車を発見。
 中には従者と共に子爵の亡骸が…。
大神官モルーバ
「なんてことだ…。
「犯人はわかっているのか?
炎のセリエ
「どの組織からも犯行声明は
 まだ出ていません。
「しかし、影たちの報告によると
 『バーナムの虎』の犯行パターンに
 似ているとのことです。
大神官モルーバ
「あの過激派か…!
「このことを知っているのは?
風のシスティーナ
「姉さんと私だけです。
大神官モルーバ
「よし、戴冠式が終わるまで、このことを
 伏せておくのだ。わかったな!
炎のセリエ
「デニムには?
大神官モルーバ
「わしが伝えよう。
 おまえたちは会場に戻れ。
「くれぐれも他の者に悟られるな。
 デニムの即位を
 快く思わん者もいるからな。
「それから、セリエ、
 会場の警備員を倍にしろ!
 来場者のチェックを怠るな!!
炎のセリエ
「行くわよ、システィーナ。
大神官モルーバ
「………。

デニム
「姉さん………。

カチュア
『…どうして、姉さんのいうことが
 きけないの。
カチュア
『…言いたいことはわかるわ。でも、
 私はあなたを失いたくないのよ。
『考えたくないけど、父さんは
 きっと、死んでいるわ。
 私にはあなたしかいないの…。
『…そう、この世に血を分けた肉親は
 あなただけ。たった二人しかいない
 姉弟なのよ。死なせたくない。
『…ごめんね、あなたを止められるわけ
 ないのに。でも、約束して。
 姉さんから離れないって。ね?

デニム
『離れていく? 僕はいつも姉さんの側に
 いるじゃないか! これからだって!
カチュア
『ウソよッ! あなたは私より
 戦いを選んだわッ!
『自分の理想を実現させるためなら、
 あなたは私を見捨てることができる、
 私のことを忘れることができる…!
デニム
『ね、姉さん……。
カチュア
『たった二人きりの姉弟なのにッ!!
デニム
『姉さんッ!

デニム
「姉さん………。
 僕は間違っていたんだろうか……?
大神官モルーバ
「また、カチュアのことを
 考えていたのか…?
大神官モルーバ
「そろそろ式典が始まるぞ。
 皆がおまえを待っている。
デニム
「モルーバ様、やっぱり僕は……。
大神官モルーバ
「今はその話をするべき時ではない。
 君主らしく振る舞うのだ。
デニム
「し、しかし……。
大神官モルーバ
「今、おまえが王にならねば
 この島は再び戦乱に包まれる。
「おまえにしかできぬ…。
 おまえにしか、王の役目を果たせぬ。
 それをわからぬ、おまえではあるまい。
大神官モルーバ
「さあ、行くぞ。
デニム
「父さん……。

プランシー神父
『よいか、デニム!
 カチュアを救ってやってくれ…!
『カチュアを助け、この戦乱を
 終わらせることができるのは
 おまえしかいないのだ…! …グホッ!
デニム
『父さんッ!!
プランシー神父
『おのれを棄てろ…、
 大義のためのいしずえとなれ……
『現実をきちんと見すえて、
 よりよい選択肢をえらぶのだ…。
『おまえは…… 次の世代のために
 道をつくるだけでよい………
 それを… 忘れるな……
デニム
『父さんッ!
 しっかり、しっかりしてッ!!
プランシー神父
『…デニム
    ……すまな…い……………
デニム
『父さ−んッ!!!

雪の降る古都ライム
雪の降る町(ウェアラム)
雪の降るアルモリカ城と兵士ら
雪の降るブリガンテス城南と兵士ら
雪の降る空中庭園とグリフォンら
雪の舞い込むハイムの教会とランスロット・ハミルトンと娘っ子
このヴァレリアの戦乱は
後に、ハイムの戦役と呼ばれた…。

スタッフロール(スタッフリストを参照)
デニム
「…戦いは終わった。
 しかし、問題は山積している。
「貧困にあえぐ者、
 戦渦によって家や家族を失った者、
 そして未だ恨みを抱く者……。
「願わくば、遺恨を残さないで欲しい。
 忌まわしき過去と決別して欲しい。
「我々の未来のため、子供たちのために、
 過去を悔い、改めなければならない。
 我々にはそれができるはずだ!
「新たな世界のために、
 このヴァレリアに暮らす同じ民として
 平和な未来を築こうではないか!
テロリスト
「デニム・モウンに制裁をッ!
 ウォルスタに栄光あれッ!!

The End





ギルバルドエンディング*の条件を満たしている場合、スタッフロール後は以下へ分岐。

ゼノビア城(「盗まれた聖剣」のイベントでトリスタンとランスロットが話していた部屋)
聖王トリスタン
「なんだと、ローディス軍が
 動き出したというのか!!
天空のギルバルド
「たった今、早馬がまいりました。
「兵の数はおよそ二十万。
 これでは、ひとたまりもありますまい。
聖王トリスタン
「……なんということだ。
「やっと、落ちつきを
 取り戻したばかりだというのに…。
「デニム王も
 ついていない……。

The End



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20020501 アルフォンヌさんのご教示により、ギルバルドエンディングを追加