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打倒ゼノビア御一行

 メイさんより頂いたメールから、許諾を得て抜粋したものです。
 <pre>タグで囲んだだけのなげやりな引用ですが、やっぱ自分の文章でないと、手間暇かけられるものじゃないです。メイさん、みなさん、ぜひ自分のページを持ちhtmlの勉強をしましょう。
 ゼノビア聖騎士御一行を倒す。タクティクスオウガプレイヤーならば心の奥底に潜ませている願望でしょう。保護者面してんじゃねェッ! と言いますか、「ランスロット……俺はずっと気にくわなかったんだよ、ずーっとな。てめえの取り澄ました聖人ぶりがよォ」と言いますか。え、違います? 俺だけ?
 ともあれその願いをこのたびメイさんが叶えてくれました。謹聴、謹聴。
(ここまで伊藤悠)

             *
             *
一章冒頭のアルモリカ城にて。
ここはぼっ−と見てるだけで終わるステ−ジであり、実際
ただの練習ステ−ジとして存在しているようなところです
。
ロンウェ−さんを助けるというシナリオも、いまひとつ楽
しみようがないし。
しかし、ここは唯一ゼノビア人たちが勢ぞろいして戦って
くれる貴重なステ−ジでもあります。
そうです。彼らをやっつけたい・・・
って、考え方が倒錯してますが、やられセリフも直接聞い
てみたいじゃないですか。
そんなわけで、これはそのプレイ記録です。
現在の私の手持ちはP.S.版なのでどこでもセ−ブOK。
ならばこんなこともありえるのかも・・・と、なさそうな
話を現実にしてみるべく、奮闘してみました。
             *
ゼノビアさん方は強い。
デニム君とガルガスタン勢が対抗するには、城門前でしっ
かり下準備をしてからです。
             *
アルモリカ城門前にて。
ここでカチュアとヴァイスの装備は魔法を含めて一切を没
収してしまいます。
デニム君はショ−トソ−ドのみ装備。
初期ステ−タスは基本値のままがバランスよいかんじ。
戦闘開始。
敵ボス(下愚バパ−ル)の寿命は4タ−ンが限度ですね。
デニム君はSTRカ−ドを2枚拾ってSTR+6ポイントとした
後、バパ−ルのとどめを刺します。
これでLV.2に。
LV.をあげておくことが一番重要な下準備です。
             *
そして城内へ突入。
各ステ−タスを少し紹介しておきましょう。
デニム:STR.40  AGI.27でスタ−ト。
    ショ−トソ−ドのみを装備でW.T.は530(カノぷ
    〜より1速い設定)
        H.P. 14/63(瀕死)(重要)
ミルディン:H.P. 37/83(前ステ−ジでデニム君とバパ−
      ルがダメ−ジ与えてます)(重要)
ギルダス:H.P. 77/85
他:変わりなし
                          *
城内の戦闘開始。
ゼノビアさん方の移動タ−ンがまず終了します。
続いてガルガスタン側の総攻撃。
前のマップでH.P.を削っておいた甲斐があり、敵3人分の
攻撃にしてミルディン早くも倒れることに。
 
「ここで朽ち果てるわけにはいきません!
 騎士として失格ですね、私はッ!!」

おおっ、初のやられセリフです。
やりましたっ!こんなかんじで全員のセリフを聞いてみよ
うではないですか。
なんだかミルディンはまじめに反省してしまってるみたい
です。
あっけなかったんで、妙にセリフがしみいってしまいまし
た。
             *
そのころのランスロットは瀕死のデニム君の回復で手いっ
ぱい。
フフフ、私の手の中で踊っていただきましょう。
             *
続いてギルダスも2タ−ン目の同じく3人目にて撃沈。

「このオレが撤退するハメになろうとは!
 う〜〜、カッコ悪る〜ぅ!!」

ごめんねと思いつつ、こっちはニヤリ。
ギルダスっぽい可愛いセリフだなぁ。
ここでなんと、敵アマゾネスがレベルアップしてしまうお
まけハプニングまで。(特に影響なかったものの)
そっか、敵だってレベルアップするんだ。
             *
敵陣に入りこまないウォ−レン・カノぷ〜の二人はデニム
君が倒す必要ありです。
ウォ−レンは3タ−ンできっちり倒せる攻撃力に設定して
あるので、ひたすら斬りつけるだけO.K.です。
ここで気を付けるのはデニム君のH.P.調整。
常にタ−ゲットより低く保つことが大切。(ランスロット
の回復をデニム君にあてるため)
あとは戦闘自体が3タ−ンもつようにもちこんで、ウォ−
レンを背後からとどめです。(酷い光景だわ)
 
「よもや逃げることになろうとは!?
 老いたということかッ!!」

うん、普通この人ダメ−ジ貰うことすらないもの。
信じられないって空気が滲んでました。
いや、年って気づいてショックなのかな?
それは遅いだろ・・・ 
            *
少し難しいのはカノぷ〜攻略。
歩数も違うし、普通には倒せないなぁ。
しかたなくシミュレ−トでよさげな行動パタ−ン探しから
です。
クリティカルを含む少し複雑なパタ−ンながら、ありまし
た。
右手方向にて敵ボスとの密接正面同士の討ち合いとなるパ
タ−ンが存在。いただきです。
敵ボスのおかげもあり、カノぷ〜もようやく退散。

「ゲッ!敵に背を向けねばならんのか!
 我ながら情けないぜッ!!」

あら、もっとおちゃめなセリフを期待してましたが、案外
まじめ。
しかし苦労の末だったため、セリフが聞けただけでも晴れ
やかな気分になれたのでした。
             *
ところが・・・
白ランスさまだけは、それでも倒せなかった・・・
硬すぎます・・・
しかもこの人、自分のH.P.が50を切ると、自分にヒ−リン
グをするらしい。
なんで?!
目の前でデニム君が一桁のH.P.でいるというのに、まずは
自分の回復というランスロットさまでありました。
聖騎士のイメ−ジが・・・
自分を犠牲にしてでも仲間を助けてくれるんじゃないんで
すか?! 白ランスさんッ!!
いや、それよりこれでは倒せないっちゅ−のよ。
             *
でも最後の一人を諦めた場合、この企画は実につまらない
ものになってしまう。
そのうえ私は諦めが悪いのであった。
もう一度考えてみたのです。
             *
ランスロットを直接倒してしまおうということに、無理が
あるのかもしれない・・・
そんな考えが浮かんだ時、突破口がわずかに見えた気がし
ました。
             *
とにかくデニム君を限界までパワ−アップしてみよう。
改めてデニム君をチェック。
と、かなり改正できそうな点を発見しました。
・エレメントの相性を考える
・初期パラメ−タを特別仕様に変更する
・城内をLV.3からスタ−トできないか
・城門前でもう一枚カ−ドを拾えないか
・城内ではボス用に回復アイテムも持ち歩く
この辺がどうにかなるかもしれません。
城門前に戻って新たな下準備からやり直しです。
・初期パラメ−タはAGI.とSTR.のバランスを考えたところ
 、いじれないことが判明。(なんてこった、結構期待し
 ていた部分なのに)
・城門前でLV.3にはなりようがなさそう。(くぅ〜・・っ
 、無理ですか)
・・・早速ボツ案が続いてしまった。しかし、
・バパールを投石で倒すための戦闘パタ−ンのマイナ−チ
 ェンジに成功。三枚目のカ−ドを拾ってから石を投げて
 の勝利をゲット。
・エレメントをチェック。ランと反転させる。
・回復アイテムを3つ装備。(重いが、我慢)(ランと同
 じW.T.になってしまったけど)
たいした変化じゃないけど、みてろ〜。
             *
再度城内突入。
だいたいさっきまでと同じパタ−ンでミルディン、ギルダ
ス、その後ヴァイスが撤退。
ガルガスタン勢もソルジャ−は全滅してしまい、ここまで
は互角の闘い。
まぁ、実際はここで互角というのも凄い事なんですけど。
そして肝心のボス(騎士アガレス)はこの時点で殆ど無傷
のまま残っていました。
十分いいパタ−ンではないでしょうか。
さて、私自身のタ−ゲットはウォ−レンです。
射程が長く、確実にヒットするナイトメアは脅威だと気づ
いたためです。
これさえなければ戦闘が終わるパタ−ンを防げるのではな
いかというのが、今回の思惑。
永久にターンが続きさえすれば、ランスロットを倒すチャ
ンスも出てくるはず。
しかも・・・ウォ−レンを倒すことで・・・
デニム君の経験値は、一気に100近くににUPしていたの
です。
これは重要なポイントでした。
次のタ−ンにて、ついにデニム君も念願のLV.3に!
更にこのフロアでも一枚カ−ドをゲット。
STR.53にまで飛躍!
冒頭はSTR.27だったので、ド−ピングも含め、実に26ポイ
ントも強くなった計算です。
凶悪ですよ、今回。
             *
カノぷ〜の命中率は完ぺきではないため、ロ−ドを繰り返
して可能なかぎりの攻撃を空振りさせることができます。
アマゾネスに対しては横からでもHIT率98%みたいです。
気は遠い話ですが、2・3回ほどアマゾネスに2%の可能
性を生き残ってもらいました。(疲)
ランスロット対策はもちろんヒ−リングを使わせ続けるこ
と。攻撃なんぞさせませんよ。
この人はある意味扱いやすかった。
アイテムを持ち歩いたことも役立ち、アガレスを回復して
あげて命拾いする場面も。
気づくと、ウォーレンがいなくなってから敵がほぼダメ−
ジ無し状態になったし、敵アマゾネス二人がレベル3に成
長しているし、すっかりガルガスタン優位。
むしろデニム君が集中攻撃の的になりはじめ、なぜか苦し
いことに。
あらら?
             *
カノぷ〜退散。
さっきの苦労がアホらしいくらいのやられっぷり。
弱ぁ・・・とか思ってしまうくらい。
STR.53のデニム君とLV.3のアマゾネスが相手では、さすが
に分が悪いようでした。
デニム君がざっくりH.P.を減らすと(快感)、あとは集中
攻撃を浴びてノックアウトです。
ついでにアマゾネスの頭数も減らしてしまい、2対2の最
終局面となりました。
(一応付記。おねえ様もこのへんでやられちゃってます)
             *
終わりは見えはじめた・・・
しかし、ランスロットの思考パタ−ンはやはりくせもので
ありました。
H.P.50以下からは一気にいかないと、いつまでも繰り返し
の作業を続けるはめになってしまう。
しかしこれは意外にあっさり解決しました。
敵二人とデニム君でランをはさみうちに、まず。
デニム君斬りつける。
背を向けてるランにアマゾネスの射撃、続いてアガレスの
攻撃。
ランはヒ−リング(ここでアガレスを殺れば終わるという
に・・・)。
デニム君、アマゾネス、アガレス。
ここで決着しました。

「ムムム・・・、ここで死ぬわけにはいかん!
 すまない、デニムくん!」
 
・・・・
ああ、もういいです。
セリフつまんなくても。
本当に聞けるなんて・・・
・・・やりました!
もはやセリフを聞く喜びよりも成し遂げた感動が勝っちゃ
ってますよ・・・はひ−。
             *
いやはや、ゼノビアさまがた、いじめてごめんなさいでし
た。
             *
最後に城内に残ったのは三人だけ。
がらんとした城内は寂しい様相になっていました。
・・・ついでだ。
用済のアガレスも倒してしまい、ステージクリア。
どうなるんだろう・・・
すると何事もなかったようにイベント画面へ。
あたりまえでありました。
             *
詳しいフロ−チャ−トにはしてませんので、興味を持たれ
た方はチャレンジしてみてくださいね。
おかしな疲れがたまりますが、ゼノビアさん方への愛があ
れば大丈夫でしょう。
何にせよ、タクティクス・オウガはいろんな意味で遊ぶべ
くして存在するゲ−ムだと私は思っています。
みんなでこってりした遊び方をしてゆきましょう(^ ^)
2001年だっていいじゃないか。

5人タクティクスオウガ目次へ
20011018 メイさんのメールから許諾を得て抜粋、作成。