bでも十分上にソートされるはず日記
2001/04 その1

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2001/04/01 (日)

[ホッパー・ザ・ライダー。]

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 この話にはかなり客観性がない。こういう見立てをして楽しむこともできる、と思っておくれ。
 先日ブックオフから100円で拾ってきたブギーポップ・ミッシング/ペパーミントの魔術師。読み返して今更気づくが、主人公のアイス屋ピエロ・軌川十助って、仮面ライダーだったんですね。緑色で、バッタ。と舟橋さんに書いたら「そう言われればそうかも」とのお言葉を頂き勇気づく。

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 あの「痛みをなくす能力」の痛みというのは、たとえば正義感……と言うとちょっと大げさになっちまうんだけど……じゃないかと思う。
 何かを見て、これって間違ってるんじゃないの、とか、嫌だなあ、と悲しく思う気持ち。
 ドラマの中の正義の味方=仮面ライダーってのはそういう気持ちを代弁して、視聴者の代わりに悪者をやっつけてくれるわけだが、その時、視聴者が最初に持っていた感情は、代弁されてどこかへ消えてしまうのではないか? それでいいのか?
 あるいは、正義感じゃなくてもいい。なにか任意の感情。それをあのアイス屋が代弁してしまう、それっていいことなの? アイスを食う一人一人の人間の痛みを、アイス屋が消すってのはどんなことだ?
 あるいは、物語を書いて読者に提供する小説家とアイス屋とを重ねてみたくもちょっとなる。


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